毎年大勢の方にご参加いただいている家族教室です。
平成26年1月25日(土)には、南豊田病院の足立先生をお迎えし、統合失調症を中心とした理解と対応についてのお話しを伺いました。
会場の皆さんから
「薬をしっかり飲まなければいけないことがわかりました」
「批判ではなく、過保護にならないと言うことを聞き、これからはこの態度でやってみようと思います」
「焦らず、やれることを見きわめて少しでも社会とつながって、つなげて行きたいと思いました」
「親の育て方が原因ではないというお話を聞いて少し気持ちがやわらいだ」
「なかなか病院では出来なかった病気に対する説明が聞けたことは良かったと思いました」
などの声をいただきました。
2月22日(土)には、精神障がいを持つみなさん3人と、精神障がいを持つ方のご家族3人から体験と、生の声をお話いただきました。
<落ち込む時には?>
Aさん「頓服を飲んだり、お守りのように持っていたり。友達と話をしたり、気晴らしになることをする。」
Bさん「アームの人や訪問看護など、人に聞いてもらう」
Cさん「忘れるようにして、再度考えることがなければ大切なことではないと考えるようにしている」
緊張していた皆さんですが、誠実に答えてくださいました。
参加者の皆さんからは
「子供との距離感が解るような気がして参考にしてみたいと思う」
「お話された方とわが息子との病気の差が(重さ)ありすぎて参考にならない」
「親子共に先のことを心配ばかりしていたが話を聞いて少し心強く感じた」
「同じ苦労をされているんだなと思いました」
「3人とも自分のことを細かく分析し発表されてりっぱだと思いました」
「初めての参加ですが、知らない方とでも子供の病気のことで話すことができたことが、自分たちだけでないということがわかりました」
ほか、多くの感想やご意見をいただきました。
ありがとうございました。是非、今後の参考にさせていただきたいと思います。
薬を飲めるようになったのは、という質問から、「病気の自覚と主治医への信頼感。最初は病気ではないと思っていた。飲むとテンションが落ち込むこともあるが、高い、低い、とスタッフも声をかけてくれる。薬を飲んだ上での生活をこころがけている」「父とは自立した関係を心掛けている。でも甘える時は甘える。無償の愛を構築できる信頼関係。週末の買い物も無条件でしてくれる。自立できるしてできると認めてほしいし、自分もしていきたいと強く思っていきたい」というお話も伺いました。病気と上手く付き合う上で、薬は欠かせませんが、一方で人の中で得られる安心感や信頼感、自信というものが大きな支えとなることを改めて感じました。
みなさんお疲れ様でした。
またお会いできる日を楽しみにしています。